ボヌール

富山日本新聞掲載-2001.8.15-

 
井口村宮後の藤田幸さん(23歳)はこのほど、同村で初めてとなるケーキ屋専門店、菓子工房−ボヌール−を同所に開店した。地元産の食材を用いたケーキもそろえており、幼いころからの夢を地元で実現させた藤田さんの店に、周囲からも応援が寄せられている。
 菓子作りが好きだった藤田さんは高校卒業後、大阪の料理専門学校で1年学んだ。さらに神戸のケーキ屋で3年間修行を積んだ後、家族の協力も得て、自宅敷地内に店舗を構えた。
 商品は現在、20種類ほどで、−黒豆と抹茶のケーキ−には地元井口村産の黒豆を、−ワインゼリー−には婦中町のぶどうに よるワインを用いている。
 井口村商工会経営指導担当の斎藤嘉久さんは、特産の農産物を用いることによる相乗効果を期待している、と23歳の挑戦に大きな期待を寄せる。毎朝6時から仕込みに掛かる厳しい毎日にだが、いちごやメロンなど季節に合った地元産の果物を使ったケーキを増やしていきたい、と張り切っている。
富山新聞


北日本新聞 北日本新聞掲載-2001.7.8-

 井口村宮後の藤田幸さん(22)が8月8日、村内初の洋菓子店を自宅裏にオープンする。地元の果物や村特産の黒豆を使ったケーキを提供し、「村おこしに協力したい」と意気込んでいる。7日、自宅に商工会女性部員らを招いて試食会を開いた。
 藤田さんは高校卒業後に大阪の専門学校で基礎を学び、三年間神戸市の菓子店で修行を積んで今年Uターンした。
 店は「ボヌール」と名づけ、ケーキと焼き菓子それぞれ十種類を販売する。ブドウやブルーベリーなどの果樹栽培にも取り組んでおり、食材に使う。
 試食会ではブドウのタルトやシフォンケーキなど五種類を用意した。藤田さんは「村の女性にファンになってもらうのが第一。気軽に寄ってもらいたい」と話している。
 村にとっては久しぶりの新規出店で、村商工会も「出来る限りの支援をしたい」と話している。


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