特別プログラム 褥瘡の予防と治療のポイント
〜褥瘡予防の教育効果〜
医療法人社団良俊会 ふくの若葉病院
看護主任 方鳥澤里美
当院は平成12年4月に開院、2年後の平成14年1月に褥瘡プロジェクトが発足し、2年8ヶ月が経過した。この間私共のプロジェクトでは特に以下の3点に重点をおいて活動を行なってきた。
@ 病院全体で統一した手法を用いて褥瘡管理をおこなうこと
A プロジェクト活動の継続性を保つこと
B 褥瘡予防の為の教育をおこなうこと
具体的にはフローチャートの作成、院内掲示板(LAN)を利用した情報提供と その共有化、特に介護士を対象とした教育などである。その結果、殆どがステージT或いはU段階で報告され、早期発見、早期治療につながり褥瘡の院内発生率は徐々に低下し、重症化していない。
今回は、この特別プログラムで与えられた課題について、私共の活動状況を報告する。