理事長  岡 田   成

 日頃当院をご利用いただき、またご助言を賜り誠にありがとうございます。平成12年4月1日に開院して以来、早いものでもう15年を経過しました。

私は昭和45年から14年間、市立砺波総合病院に外科医として勤務いたしました。この間、病院のスタッフと共に地域の医療に携わることができたことは私の誇りであり、生きる支えとなっております。それ故、石川県の七尾市で開業してからも、いつか砺波地方に帰り、人情あふれる人々と仕事をしたいと思い続けて参りました。

ご承知のように我が国は2025年をピークに超高齢化社会を迎えようとしております。保健、医療の進歩により達成された高齢化社会では疾病構造にも変化を来たし、慢性疾患生活習慣病が著しく増加し、長期療養を必要とする方々が増えつつあります。また平成12年から介護保険が施行され、それぞれの地区で介護サービスが求められることになりました。

当時、砺波市に隣接する旧福野町には、町立の厚生病院、特別養護老人ホームの福寿園、デイサービスセンターが整備され、住民の医療と福祉に対応されていました。しかし住民のニーズに応えるためには療養型病院の設立が求められていることを知り、私の長年の思いを実現できる機会と捉え、「ふくの若葉病院」を設立する決心をいたしました。この実現に当たっては、前南砺市長の溝口進氏(当時福野町長)を始めとする地域の方々の多大なるご協力と、砺波地方介護保険組合並びに、諸先輩のご助言を賜りましたこと、深く感謝致しております。

私は病院の理念として、常に人命の尊重と人間愛に基づき、全ての人に平等に心身両面にわたる医療と介護につとめ、地域の人達から信頼されるよう研鑽と協調をすすめる、の三項目を掲げました。南砺・砺波地域の医療・福祉サービスの一翼を担い、関連する諸施設と緊密な交流を保ちつつ、住民の皆様方に安心してご利用いただけるより良い医療と福祉のサービス提供ができるよう、職員一同努めていく所存です。私共の思いをご理解いただき、今後供ご指導とご鞭撻を賜りたいと願っております。