Assisted Reproductive Technology
2段階胚移植 (2step ET)
通常の胚移植(ET)は、3日目に8細胞を1〜2個を移植しています。当院では基本的には移植数は2個までとし、三つ子にはならないようにしています。特に体外受精が初めての方は、3個以上は移植しません。
着床率を上げるために状態のよい受精卵が3個以上得られた場合には、
2段階胚移植を勧めています。
2段階胚移植は、2日目に4細胞を1個移植をします。残りの受精卵は凍結せずに、さらに培養を行い、良好胚(桑実胚〜胚盤胞)を4〜5日目にもう一度移植します。                                  
 1回目に移植することにより、子宮内膜を刺激し着床しやすくなり、2回目のETで着床率が向上してくると言われています。 また、2段階胚移植の利点は、1回目の移植をしており2回目が胚盤胞までならなくて移植できなくなった場合の保険的なとこがあったり、長期培養することにより良好胚の選別ができたり、1回目のETで戻し易いか否か分かり、2回目のET成功率が上がります。           但し、獲得した受精卵が少ない場合には行いません。