<異常が出た場合>
Pass(合格)の場合:先天性難聴は否定されたと考えます。
Refer(要精査)の場合:あくまでも精密検査が必要であるということで、
               直ちに聴力障害を意味するものでありません。

Tsuda Ladie's & Maternity Clinic


出生児の難聴は約1/350人といわれ、先天異常の中では、発生頻度の高い疾患です。
言語発達の最も重要な時期は生後6ヵ月までであると言われており、この時期までに難聴が発見され、補聴器などを用いて療育が行われると健常児と同様の生活が可能になることもある。すなわち、3歳の正常聴力児は約700語であるが、出生後すぐに発見・対応された難聴児では3歳までに約500語、6ヵ月時に発見・対応された難聴児では約300語を獲得することがでます。しかし、2歳児に発見・対応された場合、3歳までの約25語にしかならないといわれています。生後6ヵ月までの間が急速に言葉を聞き取り、覚える時期であると言われてます。

2002年度厚生労働省

ホモチスチン尿症 1/188,000人
フェニルケトン尿症 1/78,000人
ガラクトース尿症 1/35,000人
先天性副腎過形成症 1/15,000人
クレチン症 1/4,000人
新生児両側聴覚障害 1〜2/1,000人

他の先天異常に比べ、先天性難聴の発生頻度は高いです。

当院での検査料金は、\5,000です。
(保険適応はありません。)


新生児の聴力検査について

平成16年4月より、新生児の聴力障害を早期発見するために、新生児聴覚検査装置を導入しました。