ここの HP を参考にして、ホストに FT-710 を使って 車から クライアント PC を使い Remote 運用をしての様子を確認しました、取りあえず正しく動作した物と確認しました、ただ YAESU のソフトが悪くザーとノイズが入っていました、これはソフトが改善すれば直るものと思われます。
1.IP アドレスの基礎知識 グローバル IP アドレス ( WAN 側 ) と プライベト IP アドレス ( LAN 側 ) が有ります。この HP は、無線機等の Remote する事のネットワークの事を中心に書かれています、メーカーの Remote ソフトとか説明書の内容については書いてません。
メーカーの Remote ソフトの事は、ネット上に詳しく書かれている物が一杯有りますので参考にして下さいね、ただし ICOM の無線機の接続の事が書かれている物が多いですが。
また 無線機側等のネットワーク環境は、光ファィバーを想定してます、環境が高速で無いと安定性に問題が有ります、また他のネットワークからグローバル IP アドレスを使い Remote するのは PC を想定してます、他の機器で接続する場合にはそれなりの知識が必要になります。
設定は以下の順で設定をして下さいね、これを見ればネットワークの基本知識が身に付きます様に。
2.Remote する無線機等に、固定のプライベート IP アドレスを設定する。ルーターが入っている事前提に、お話します、ルーターよりも外側の事を WAN 側になります、ルーターよりも内側の事を LAN 側になります。
WAN ( グローバル IP アドレス ) <==== ( ルーター ) ====> LAN ( プライベート IP アドレス ) と言う事になりますね。
また話がややこしくする事が有りますので、サブネットマスクは、「 255.255.255.0 」 を前提にお話ししますね。
- グローバル IP アドレス = xxx.xxx.xxx.xxx で xxx は 0 - 255 の 256 個を割り当てられてます、このやり方は IPv4 と言う事です。
- プライベート IP アドレス = 192.168.xxx.xxx を普通は使います、xxx は 0 - 255 の 256 個を割り当てます、内部も IPv4 と言う事になります。
192 A セグメント、168 B セグメント、xxx C セグメント、xxx D セグメント です、C セグメントは 0 か 1 を普通は良く使いますが、最近のルーターでは 10 を使っているケースも有りますね。
上記で言うと、要は 192.168.0.xxx 192.168.1.xxx 192.168.10.xxx と言う感じてすね、D セグメント の xxx は 0 -255 ですが、0 と 255 は慣例的に使いません、なぜその様な プライベート IP アドレスを使うかと言いますと、
全てルーターの初期設定がその様になっているからです、普通はそのままの状態で使います。
ルーターは D セグメント 1 を普通は使います、192.168.0.1 192.168.1.1 192.168.10.1 と言う事です。
- DHCP = DHCP とは、ルーターの LAN 側に PC 等を接続する時に、プライベート IP アドレスを自動的に割り当ててくれる機能です、通常は 192.168.0.2 192.168.1.2 192.168.10.2 から 24 個又は 32 個自動で割り当ててくれます、その数はルーターで設定変更が出来ます、リース時間は 24 時間が普通です、接続機器でプライベート IP アドレスが割り振られて無いと通信が出来ません。
- MAC アドレス = MAC アドレスは、LAN のポートに対して固定の番号が設定されてます、xx:xx:xx:xx:xx:xx で xx は 00 - FF ( 16 進表記 ) です、区切りが : - の場合が有り注意、
MAC アドレスは、メーカー No + 製品 No + シリアル No と思って下さい、一応同じ MAC アドレスは無いと思って下さいね、ただルータ等では MAC アドレスは変える事が出来る物も有ります。
- ネットワーク内は = A セグメント B セグメント C セグメント が同一 ( 192.168.0.xxx 192.68.1.xxx 192.168.10.xxx ) プライベート IP アドレスで無いと、LAN 側の機器とは通信が出来ません、必ず同一にして下さいね。
上記は IP アドレス関係ですが、上記の設定の意味が分からない方は、以下に進まれても分からないのではと思われますね、ネッと上で調べて見て下さいね。
3.Remote する無線機等に、Remote の設定をします。無線機等になぜ固定のプライベート IP アドレスを設定するかと言いますと、DHCP 等の変動するプライベート IP アドレスでは Remote する場合には弱る訳けで、固定のプライベート IP アドレスを設定します、
設定するのは、D セグメントが、DHCP が使うプライベート IP アドレスから +1 から 254 までです、例として DHCP が 32 個使うとして、192.168.0.33 - 254 192.168.1.33 - 254 192.168.10.33 - 254 と言う事になりますね。私は LIVE Camera を何台も動作させていますが全て固定のプライベート IP アドレスを使っていますし、Movie ( 動画 ) の場合には下記の NAT を使い Movie Camera から直接画像が配信されてます、「項目 2. の AXIS .... 動画の説明」 無線機等の Remote と同じ様な設定をしてます。
- 無線機等に、プライベート IP アドレスを設定するには、上記の IP アドレス範囲内で設定をしますが、設定にはメーカーのプライベート IP アドレスの設定のソフト及び説明書での設定をして下さいね。
- 私はやってないので、どの様に設定するのか分かりません、簡単に出来ると思われますから。
無線機等に、プライベート IP アドレスを設定する事が出来なければ、以下に進まれても分からないのではと思われますね、ネット上で調べて見て下さいね。
WAN ( グローバル IP アドレス ) <==== ( ルーター ) ====> LAN ( プライベート IP アドレス ) LAN 側の 無線機等 に固定のプライベート IP アドレスが設定した事になります。
4.ルーターの NAT の設定。 ( 色々な言い方が有りますので注意 )Remote する無線機等に、Remote の設定をします、この設定は 上記 2. の設定のメーカーの接続するソフトで設定をします。
- Remote される無線機等の固定のプライベート IP アドレスに対して設定をしますが、メーカーのソフトで事細かに書かれていると思いますから、注意して設定を行ってください。
- 私はやってないので、どの様に設定するのか分かりません、簡単に出来ると思われますから。
Remote される無線機等に、設定をしますが、メーカーのソフトのマニュアルに詳しく書かれてますから、よく見て設定をお願いします、分からなければ下に進まれても分からないのではと思われますね、マニュアル又はネット上で調べて見て下さいね。
5.残るは Remote する PC の設定等。ルーターの IP アドレスは、192.168.0.1/24 192.168.1.1/24 192.168.10.1/24 が前提で、/24 を付ければ、サブネットマスクは 「 255.255.255.0 」 と言う事になります。
この機能は色々な言い方が有ります、要は グローバル IP アドレス ( WAN )から、内部 プライベート IP アド゛レス ( LAN ) に入るの設定です。
NAT ( ポートマッピング ) = 要は、ルーターが WAN 側からの接続要求に対して、全てブロックしてくれてます、その状態では Remote が不可能なので、WAN 側からの接続要求に Remote させる重要な設定 です。
WAN ( グローバル IP アドレス ) <==== ( ルーター ) ====> LAN ( プライベート IP アドレス ) LAN 側 上記2.で指定した、プライベート IP アドレスを設定すると、相互に通信が出来る様になります。
ルーターの例えば、詳細設定の中に、NAT エントリー設定、ポートマッピングの設定とか、で可能です、ただその様な設定が出来ないルーターも有ります、無ければ出来ませんので、出来るルーターに変えるしか有りませんね。
- NAT の設定は、WAN 側の設定で、上記2.で Remote する無線機等に付けた、プライペート IP アドレス をまずは指定します。
- その次に プロトコールを UDP にします、TCP/UDP が一緒になっているルーターは TCP/UDP にします。
- ポート番号は 無線機等に指定されているポート番号を指定 何個かが指定さてますから、1 個ずつ、又は 何番から ----> 何番までと言う感じで指定します、
ポート番号は、関係の無いポート番号は指定しないで下さい。WAN ( グローバル IP アドレス ) <====> ( ルーター ) <====> LAN ( プライベート IP アドレス ) と言う事になります、これで WAN と LAN ( 無線機等 ) の相互の通信が確立した事になります。
無線機等に Remote の設定が出来ましたので、これでメーカーのソフトを設定すれば、Remote 運用が可能です、良かったですね。
6.その他の問題。他のグローバル IP アドレスから Remote する PC の設定ですが、メーカーの接続するソフトをインストールして設定すれば OK となります。
- 今までの設定をその通り設定すれば良いです、特にマイクゲイーン等を注意して設定をして下さい。
グローバル IP アドレスが変わる場合の対応、ルーターの電源を切ったりするとグローバル IP アドレスが変わったりします、また定期的に グローバル IP アドレスが変わったりします、固定のグローバル IP アドレスの契約をすれば良いのですが、費用が掛かります、その場合にはグローバル IP アドレスで接続するのでは無く、ダイナミック DNS を利用する事により、ドメイン名での接続が出来ますので、下記の HP 内に書いてますから見て下さいね。
- AXIS ネットワークカメラの構築 設定 HP の中の 「項目 2. の 1 ダイナミック DNS への登録設定」 に詳しく書いてますから、参考にして下さいね。
- 外部 ( WAN ) からのネットワークが確立しているかは、外部 ( WAN ) から コマンドプロンプット ( DOS の窓 ) を使い PING xxx.xxx.xxx.xxx を飛ばしますが、上手く帰ってこなくても、プライベート IP アドレスから PC を使い、HP 等が見られれば、外部 ( WAN ) からのネットワークは確立してます。
コマンドプロンプット ( DOS の窓 ) の PING はネットワークの優先順位が低く、ネットワークの混み具合とか、特に OCN 系のネットワークは PING が飛ばない ( パケットが破棄される ) 事が良く有ると確認しました、注意して下さいね、ただ内部のプライベート IP アドレス内は PING は正しく飛ぶと思います。
以上の私が言っている内容を、正しく理解して設定できているなら Remote が動作します、ただ動作しない方は何か間違ってます、
設定を調べる場合には自分の設定した内容が間違っていると思ってチェックして下さい、上記の私が言っている事で 1 個でも間違っていたら動作しませんよ、
ネットワークとか PC の設定とかは 1 個の間違いでも動作しません。ネットワークが上手く動作しているかは、私はコマンドプロンプット ( DOS の窓 ) を使います、これについては皆さんネットに詳しく出てますから、調べて利用して下さいね。
ただ上記の事を、ソフトで出来る物も一杯有りますから、ネットで探して下さいね。
また無線機等の Remote 接続で 高度な VPN の接続も出来ますが、今回は普通の接続を書いてます。