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この HP は JA9BKJ が 2012 年頃に JA9WQ さんからこんな ANT が有るという事で材料を全部もらって作り始めました、JA9BKJ が ZS6BKW の アンテナ の製作した時の製作記事の詳細です、フル サイズ の制作方法です ( 3.5 - 50 Mhz )、いろいろ実験しての下記の結果です。
皆さんが ZS6BKW を作成する時の参考になればと思い作成した HP です、この HP の作成は 2012 年頃に作成した物で、その後の質問等を全て網羅した物にどんどん追記して現在になっております。
この ANT では良く 7 Mhz に出ています、国内 QSO には全く問題は有りませんし、大変相手局に強く飛んでます。 また 10 年以上前には 18 Mhz で 2 - 3 ヶ月間で おもに CW で DX 局と 約 500 局と交信した実績の有る ANT です。
感じとしては、相手の信号よりも、こちらからの信号が良いレポートを多数頂いてます、飛ぶ飛ばないと言うよりも、理想的な ANT と思われます、DP よりもだぜん良く飛びますよ、ぜひ皆様も作成して見て下さいね。
またこの HP を作る前は、Ameba ブログ の右のテーマに掲載しています、ZS6BKW 関係 ただ記事は HP に移行しましたので少なく写真が一部残ってます?。
なをこの HP は、各検索サイトでは、ZS6BKW で HP 製作当初から 1 位にランキングされてます、 ZS6BKW ではそれだけ注目されている HP なんです。

(この HP の画像はクリックすれば フルサイズ で表示されます)

2024/07/18 CQ ham radio 8 月号に、「わたしのアンテナスタイル」 と言う事で、「ZS6BKW / G5RV アンテナの製作」と言う感じで掲載されました、皆さん CQ ham radio 8 月号を買ってみて下さいね。
ただコメントが少ししか書かなかったので、小さくしか掲載されておりません、HP からのコピーペイして下さいと書いておいたのですが、多分発行までの時間が少なかったので出来なかった物と思われます。

CQ ham radio 8 月号

  1. 現在 フル サイズ 2 つの内 No.1 を撤去してます、No.2 のみです、以下の製作の記事は 2 つを統合平均化した状態で書いて有ります、ご承知おき下さい。 フル サイズ 1 本、14 Mhz 専用 の 1 本の合計 2 本上がってます。
  2. 現在 ZS6BKW の事を、国内でこんなに事細かく書かれている HP は私が調べた限り他には有りませんでした、知っている限りの情報を誠心誠意この HP に書いて有ります。 特にデータに付いては何べんも確認して、間違いの無い様にチェックして掲載してます。
  3. 22/01/28 ワイヤー ANT で 7 Mhz で他の方よりも強い電波を出したい方へ、ZS6BKW が良いですよ !!
  4. 22/02/02 ある方がこんな事を言いました、素晴らしい ZS6BKW を紹介すると JA9BKJ さんが、8J 8N を呼ぶ時の競合が増えて困るのではと言われました、ZS6BKW を紹介するのも考え物ですね?。
  5. 23/01/17 最近 7 Mhz に出てますと G5RV との違いを聞かれる事が有りますが、下記にも書いてますが、SWR 的に言うとだ然 ZS6BKW の方が有利と私は思います、ZS6BKW を作ってきちんと調整して電波を出してみて下さい、その素晴らしさは ZS6BKW で運用した方で無いと判りません。
  6. 23/08/21 ZS6BKW も、ラダーラインを適切に調整しないと飛びません、調整しなくて飛ぶのはメーカー製の Yagi ANT 位で他の ANT では調整が必要で、要は苦労しないで電波強く飛びませんよ ! !

☆ ZS6BKW 1/1 フル サイズ ( 現在 7 Mhz のみ最適に調整 )
 ( 現在 7 Mhz のみの 国内 QSO に使っています )
 14 mH 全長 28.5 m ラダーライン 11.85 m ( 調整後の数値 ) ソーターバラン 15 Cm x 15 回
 7 Mhz の国内 QSO には非常に強く飛んでくれてます。
No.2 ZS6BKW
  ☆ ZS6BKW 1/2 ハーフ サイズ ( 現在 14 Mhz のみ最適に調整 )
 ( 現在 14 Mhz のみの 国内 QSO に使っています )
 14 mH 全長 14.25 m ラダーライン 5.94 m ( 調整後の数値 ) ソーターバラン 15 Cm x 10 回
 14 Mhz の国内 QSO には皆さんにビーム並みに強いと言われてます。
14Mhz 専用 ZS6BKW

 LIVE Camera 16:9 の フルハイビジョン、ハイビジョン、ハイビジョン準ずる画像 ! !
LIVE Camera A LIVE Camera B Movie Camer LIVE Camera D LIVE Camera E LIVE Camera C

1. ZS6BKW / G5RV とは。

  1. G5RV は、その名の通り G5RV さんが考案した古くからの ANT です、それを ZS6BKW さんが一部 SWR が悪いバンドの解消と 50 Ω の同軸での給電をしようと計算し直した ANT です。
    日本では 450 Ω ( ラダーライン ) のフィーダーが中々手に入りにくく普及してません、ただ外国では特に EU USA 方面では ウインドム と並び良く使われているマルチバンドの ANT なんです。
    手軽に張れ高調波に対しても余り問題無く、ワイャー ANT としてはゲインも有り非常に優秀な ANT で恐るべき ANT なんです、この ANT の良さは作って運用した方で無いと判りませんね。

  2. G5RV の記事は、ダイナミック.ハムシリーズ の 「ワイヤー.アンテナ」 の本 ( CQ 出版 93/03/01 発行 ) の P 159 に事細かに掲載されております、参考にして下さいね。

  3. 私は ウインドム も有りますが、ウインドム よりも遥かに優れものです?、( 但し ウインドム は 3.5 Mhz は問題無く出れますが? )。
    ZS6BKW のダブル サイズでは 1.8 Mhz からの運用も出来ますが今回はフル サイズの製作のお話です。
    また 7 Mhz から運用可能な ZS6BKW のハーフ サイズも製作可能です、その他の ZS6BKW については下の方に参考値として書いてます。

  4. また ラダーライン ( 450 Ω ) が入手出来ない方は、ウインドム をぜひ作ってみて下さい、特に 18 Mhz では非常に良く飛びました、同じ マルチバンド アンテナ です。

  5. また本来の G5RV は作ってませんが、ZS6BKW の方が SWR 的に言うと大変良いのではと思われます。
    それと ANT はやはり バラン とかコアーと言う物を入れず、ダイレクトに給電した方が効率が良くハイパワーにも耐えられます。
    22/02/03 今日 G5RV から ZS6BKW に改造された方と 7 Mhz で QSO しまして、ZS6BKW の方が大変良いと言っておられました、良かったですね。
    22/02/03 また今 G5RV を使っていて、ZS6BKW に改造したいと言っておられる方とも 7 Mhz で QSO しました。 ぜひ ZS6BKW にして下さいね。

  6. 色々実験しての結果です、参考にして下さい、ただ地上高設置条件により変化しますので注意して製作してみて下さい。

  7. ZS6BKW を作る場合には、このページ全部を良く読んでから作る事、良く読まないと後から困るかも。

  8. 21/08/03 最近 セカイモン で 「 450 オームフィーダー 」 で検索すると一杯売られてました、15 m 有れば、フル サイズの ZS6BKW が 1 本が作れる計算になります。
     また ZS6BKW の完成品も売られてますが、サイズがどれぐらいになっているのか判りませんので、評価出来ませんし、ラダーラインを調整しないと絶対に SWR が下がりません。

  9. 23/12/24 Yahoo Or Google 等の検索サイトで 「 450 オームフィーダー 」 Or 「 450 Ωフィーダー 」 で検索すると国内のラジオストアー 2 社位で販売されております、
     そこから買われるのが一番良いように思われますね、15 m 有れば ZS6BKW が 1 本作れますよ。

2. ZS6BKW PR 及び全景概略図。

  1. ZS6BKW は下記の感じの ANT です、DP と同じ様な感じです、ただ違うのは DP とは水平エレメントの長さ及び給電に一定の長さの 450 Ω のフィダー ( ラダーライン ) を使う事です、後はソーターバラン ( 空芯のバラーン ) を入れ同軸で給電するだけです。

  2. 簡単に作成出来ます、ぜひやって見て下さい、DP と比べてエレメントとラダーラインの部分に バラン を入れませんし、給電に同軸では無くラダーラインを使いますからピーンと張れます、真ん中が下がりません、見た目にきれいにまとまりますよ。

  3. また 7 Mhz では非常に広帯域ですから、7.100 Mhz に SWR 1.0 で、バンドエッジでも SWR 1.2 以下になります、バンド内全て SWR は 1.0 - 1.2 以下になりチューナー無しでオンエアー出来ます、他の ANT で苦労するより ZS6BKW の方がはるかに優れています。

  4. また 私はワィヤー ANT では、一番飛ぶ ANT と思っています、ぜひ皆さんもチャレンジしてみて下さいね、下記に ZS6BKW を作って満足している方のコールを掲載してます、その方にもお聞きしてみて下さいね!!。
ZS6BKW 全景 JA9BKJ
ZS6BKW 全景 JA9BKJ
  ZS6BKW 全景概略図 JA9BKJ
ZS6BKW 全景概略図 JA9BKJ

3. ZS6BKW の ここからが製作方法。

  1. 水平エレメントは、28.5 m です ( DP と同じで 1/2 で 14.25 m x 2 と言う事です )。
    左右のエレメントの長さは正確に長さのチェックして下さいね、左右からテンションを掛けたら伸びる様な線材は面白く無いですね、伸びない様な線材を使用して下さいね。

  2. ラダーライン ( 垂直部 ) ( 450 Ω ) は、13.3 m です水平エレメントとラダーラインは何も入れず直接接続 します。
    なをエレメントとラダーラインの給電部分は 樹脂製の波型碍子を使い下から見てラダーラインを碍子の上を回して下を向けて テーピングしてエレメントと接続してます。
    ご注意 タイロックで締めてますが、その上にビニールテープでテーピングして下さい、写真の様に裸の状態ですと 2 - 3 年しか持ちません、私は裸で使ってますが毎年チェツクしてまして切れそうになっていたら交換してます。

  3. ラダーライン ( 450 Ωを ) と同軸 ( 50 Ω ) は何も入れずダイレクト給電 です、なを 接続部分に ガラスエポキシ又は エンビパイプ絶縁物に流用 しています、様はラダーラインと同軸との間にテンションが掛かる為に接続部分に絶縁物を入れて切れない様にしているのです。
    ご注意 タイロックで締めてますが、2 - 3 年このままで持ちますが、下ですから毎年チェックして切れそうになっていたら、交換して下さい。

  4. 同軸 ( 50 Ω ) とラダーライン ( 450 Ω ) の手前で ソーターバラン ( 注意 1 ) を入れましょう、同軸側にカットコアーを入れたりしない事 ここに入れると送受ともロスる 可能性が有ります。

  5. ( 注意 1 ) は直径 10 - 15 Cm で空芯のループを 10 - 15 回巻きます、私は 15 回巻きましたが写真を参考にして下さい。
    エンビパイプに巻いてますが、適当に束にして巻いても良いです、束にして巻いた物と比較したら写真のエンピパイプの方が少し共振周波数が下がります、その程度の差しか有りません。
    私の場合ソーターバランを入れてる位置はラダーラインと同軸の接続点の手前 3 - 4 m に入れてます、なぜならばラダーライン直下に入れるとラダーラインに垂直過重が掛かるのでそれを避ける為です。

  6. 同軸 ( 50 Ω ) は任意の長さでトランシーバに接続しますがなるべく短くします。

  7. 調整方法、とにかく SWR を使いたいバンドを全部を毎回確認して調整しますが、結果を紙に書いておきます、7 Mhz ( 7.075 Mhz ) ( 私が出ようとしている 7、18、24 Mhz のだいたい中心に合わせる為にカットしたら 7.075 Mhz になった ) で SWR が最低になる様にします。
    ラダーラインのみをカット して行きます ( 注意 1 )、10 Cm とか 20 Cm 単位でカットすれば SWR が目的の地点に近付きます ( 周波数が上がる )。
    私の場合には ラダーライン のカットは 1.42 m で最良の状態に来ました、これは地上高ラダーラインの短縮率等色んな要素が絡みますので各自違うと思います、また自分がおもに出ようと思うバンドを決めてから SWR の調整されたら良いと思われますし、何度もカットして調整をされると良いと思われます。

  8. ( 注意 2 ) は実際には同軸とラダーラインを防水処理の関係で処理済の場合には、ラダーラインの途中で任意の場所をカットした方が楽です、ただカットした場所は調整後圧着しハンダ付け ( 水の浸透防止の為にも ) をします。

  9. ZS6BKW 1/1 フル サイズ の結果は下記です、地上高により変化する物と思われますが、ZS6BKW は最低内蔵 ANT チューナーが必要な ANT です。

     1/1 バンド 
      Mhz 
    状況  最低 SWR  詳細状況
    1.  1.8 Mhz  ××  6.0 Up  内蔵チューナーではチューニング不可能で、広範囲にチューニングが取れる外付けチューナ
      Vectronics HFT-1500 をそのまま接続してチューニングが取れ電波は出ましてちゃんと飛びました。
      G5RV でも 1.8 Mhz は同様にこのバンドではエレメントが短すぎの為内蔵チューナーでは乗らないのです。
    2.  3.5 Mhz ○  3.0  チューニングは取れます、フル サイズ DP よりは悪いが短縮タイプと同等位の感じ。
    3.  7 Mhz ◎  1.0  バンド内 1.2 以下。
    4.  10 Mhz ×  3.0 Up  チューニングは取れます、電波は出せますが弱い思われる。
    5.  14 Mhz ◎  1.0  バンド内 1.4 以下。
    6.  18 Mhz ◎  1.0  バンド内 1.2 以下。
    7.  21 Mhz △  3.0  チューニングは取れます、電波は問題無く普通に出ますが、ただこの周波数は全く乗らないと言われてますが。
    8.  24 Mhz ◎  1.0  バンド内 1.2 以下。
    9.  28 Mhz ○  1.2  28.58 Mhz 位に合ってます、ラダーライン 10 Cm 長くすれば 300 Khz 落ちました。
    10.  50 Mhz ○  1.2  50.30 Mhz 位に合ってます、ラダーライン 10 Cm 長くすれば 200 Khz 落ちました。

    1. 状況 ==> = 全く問題無し、 = 問題無し?、 = SWR は高いが普通に飛ぶ、× = ダメですが電波は出る、×× = 全くダメです。
    2. 私の場合には、7、18、24 Mhz の中心に合わせました、5 - 10 Cm カット又は + により 28、50 Mhz が大きく変化しますので注意。
    3. 各バンドが上記の様に SWR が下がらない、マルチバンドにならい等の場合には、ソーターバランの巻き数を変えて下さい、多分私より多めに、
      またエレメンの左右の長さが同じ ( 正確にね ) で無い場合等にも同じ症状になります。

  10. 注意点 = 雨が降った場合にラダーラインが濡れまして、SWR の最良点が下がります、誘電率の変化による物です、様は SWR が悪化しますが、チューニングは取れると思います、
    電波はちゃんと出ますから。 またラダーラインの周りはなるべく何も無い地点を通し物に近付けない工夫が必要です、非常に周囲の影響を受けますから。

  11. 総評 = ワイャー ANT でこの様な性能の ANT は有りません、皆様もチャレンジして見ましょう、また 28、50 Mhz 以外はバンド幅が広くバンド全部出れます。
    また長さが長いので 7 Mhz からゲインが有ります、7 Mhz の国内向けで使って DP よりも強力に飛びます。

  12. 問題点 = ラダーライン ( 450 Ω ) が中々手に入りません、アメリカの E ベイ ( いつでも出品されているそうです ) 又は Yahoo のオークション等には出てる場合が有りますからそこからでも入手して下さい。

  13. 考え方 = このANT は SWR を気にする方には向きません、SWR が高くてもちゃんと飛びます、SWR が低ければ良く飛ぶと言う考え方は違います、ただチューニングが取れなければ電波は出さないで下さい、ZS6BKW 恐るべき ANT なんです。

  14. 設置条件 = 地上高 14 mH 完全水平 ANT 直下には構造物等何も有りません ( 畑田んぼ等 ) ソータバラン後の同軸長さ 13 m ( トランシーバーまでの長さ )。

  15. 使用材料 = ソータバラン直径 15 Cm 15 ターン ANT エレメントはステンレス 1.6 mm 単線 ラダーライン 450 Ω 同軸 5D-2V ( 50Ω ) 接続部はスリーブによる圧着 ステンレス含まない部分はハンダ付け 絶縁部分は波型樹脂碍子 ラダーラインと同軸の接続部分は ガラスエポキシ板 2 mm 厚又はエンビパイプ 接続部分は全て自己融着テープを巻く。

  16. 使用機器 = トランシーバー ICOM、IC-756ProU ( SWR 3.0 までチューニング可能、SWR 2.5 までしか取れない機種が有り私とは違う場合も有ります ) アナライザー = MFJ & RF-1 SWR 計 = 東京ハイパワー、AS-3000、フルオート、3 Kw MAX

  17. ご注意 = ANT 作業は高所作業になります、注意して作成して下さい、またここに掲載している内容は保証しているものでは有りません、設置条件により変化しますので参考として見て下さい。
    ただ水平エレメントの数値はこれが基準で水平エレメント部分カットしないで下さい、カットしたらゲインが落ちます。

  18. また 450 Ω との同軸接続部分に、強制的なバランを入れたり、ATU を直接接続した場合には、本来の ZS6BKW の動作が違ってきますし性能は発揮できません、ZS6BKW さんは何も入れない事を前提に計算した ANT なんです、何も入れなくても ( 但しソーターバランは入れる ) 上記の性能の ANT になります、但しラダーラインの調整をしないと SWR は下がりません、要は苦労しないと電波は飛びません。

  19. なをこのページを見て参考になったと言う事で有ればお空でお会いした時にでも 「参考になったよ」 と言ってもらえば幸いです。
    また作りもしないのにああだこうだとか言うのはお断りします、製作しての苦情等もお断りします、また質問等の技術的な事にも一切お答え出来ません。

  20. Yahoo で ZS6BKW で検索しましたら、「このページを見て参考にしたと言う方」 のブログ等を見ました、問題なく動作しているみたいですね良かったですね。

4. ZS6BKW の 以下は参考です 本来下記表記の上から 1 2 4 がマルチバンドの ZS6BKW と言えます、他はマルチバンドでは無いシングルバンドです ZS6BKW と違いますが実験用です。

    21Mhz 専用 ZS6BKW の参考値です。

  1. 21 Mhz は ZS6BKW では全く乗らないと言う事になっている ANT です、現在 21 Mhz が SWR で 3.0 です、バーチカルと比較して同等以上ですがやはり SWR が高くては精神衛生上良くありません、そこで今度は実験的に SWR が高い 21 Mhz 専用 の ZS6BKW を作ってみました、結果は下記です。

  2. 21 Mhz 専用 ( 地上高 11 mH N <--> S 方向 ) ZS6BKW を下記寸法で作成しました、21.200 Mhz に SWR を 最低に調整しました、バンド内 1.0 - 1.2 でほとんど SWR の針が振りません 450 Khz のバンド内チューナー無しでバンド幅が非常に広いです、基本の周波数では非常にバンド幅が広い事が判ります、ただ 21 Mhz 専用 の DP 等と比較してませんので何とも言えませんが、結果は フル サイズの ZS6BKW よりも S は多く振りよく飛んでいるみたいですよ。

  3. 下記は ZS6BKW の水平エレメント長と垂直ラダーライン長の参考値です、水平エレメントの長い物順にしてます。

      ZS6BKW
       タイプ
     バンド 送信可能 Mhz 水平エレメント ( 全長 ) m  垂直ラダーライン m  サイズ 
     1.  ダブル サイズ  1.8 --> 28 Mhz ( 基本 3.5 Mhz ) 57.00 m 26.60 m x 2 
     2.  フル サイズ  3.5 --> 50 Mhz ( 基本 7 Mhz ) 28.50 m 13.30 m 1/1 
     3.  10 Mhz 専用 10 Mhz19.99 m 9.33 m  
     4.  ハーフ サイズ  7 --> 50 Mhz ( 基本 14 Mhz )14.25 m 6.65 m 1/2 
     5.  18 Mhz 専用 18 Mhz11.18 m 5.22 m  
     6.  21 Mhz 専用 21 Mhz9.50 m 4.43 m 1/3 
     7.  24 Mhz 専用 24 Mhz8.12 m 3.79 m  
     8.  28 Mhz 専用 28 Mhz7.13 m 3.33 m 1/4 
     9.  50 Mhz 専用 50 Mhz4.01 m 1.87 m  

  4. なを 10 --> 50Mhz 専用 の場合のソーターバランの巻き数を周波数に反比例して少なくしても良いです、私はちなみに 21 Mhz 専用のソーターバランではフル サイズの巻き数の 1/2 を巻きました、フル サイズの巻き数でも問題は無いと思われますが。

  5. またハイパワーの場合に 5D-2V なら簡単に巻けますが 10D-2V 等では中々巻けないと思われるので 10 回程度でも OK と思われますし、エンビのパイプに巻かなくても直径が 20 Cm 程度で束ねるだけで OK です、ただエレメントとラダーラインの接続部は高圧が掛かりますので絶縁をしっかりして下さいね。

  6. また 450 Ω のラダーラインが手に入らない時には、300 Ω の昔の TV 用フィーダーでも エレメント、ラダーライン を エレメント + 1 m ( 全長で ) 垂直部ラダーライン - 1 m で 同等になります、それ以外の長さでは 本来の ZS6BKW の性能にはなりません、上記以外の参考値も計算し直しで長さが判ると思います、なを 300 Ω のフィーダーは弱くて 1 年もすれば切れると思われますから、450 Ω のフィーダーを用意される事が良いと思います。

5. ZS6BKW の 以下は参考です その他の ZS6BKW の検証結果です。

  1. 24 Mhz 専用28 Mhz 専用 ( 地上高 12 mH E <--> W 方向 ) ZS6BKW を上記寸法で作成しました、またループしている部分を ソーターバラン を金属パイプに留めてますが影響無し、24 Mhz 専用 は SWR はバンド内 1.0 と全く SWR は振りません、また 28 Mhz 専用 は 28.500 Mhz で SWR を 1.0 に調整して 28.000 - 29.000 Mhz までは SWR は 1.2 以内 29.700 Mhz のバンドエッジでも SWR は 1.5 位 です、両 ANT とも基本の周波数では非常にバンド幅が広い事が判ります。

  2. 24 Mhz、28 Mhz のコンディションが良い日に フル サイズの ZS6BKW と比較しました、結果はシングルバンドの ZS6BKW の方が、21 Mhz 専用と同じでフル サイズよりも良いと言う結果です、ただフル サイズのマルチバンドの ZS6BKW が有るのに、またシングルバンドを張る事が良い事かは各自違うと思いますので参考程度と思って下さい。

  3. ZS6BKW 14 Mhz専用 ( ハーフ サイズ、基本 14 Mhz ) を上げました ( 14 mH )、性能等は上記同様です、14 Mhz はこの ANT で出てます。

6. ZS6BKW の ラダーラインについて。 ( 450 Ω フィーダー )

  1. ラダーラインについては、前の部分で書きましたが、300 Ω の昔の TV フィーダーでも同じ結果になると思います、ただ内部の芯線が細いのと、銅のより線を使ってますので風には弱いと思われます、なるべく 450 Ω の物を用意しましょう。

  2. 450 Ω のラダーラインも私が使ったものでは 2 種類有りました、内部の芯線は鉄で多少焼きが入った ( 切れないようにしているのでは ) 物が使われており、表面は銅のメッキがされてます、また芯線は、単線の物とより線の物が有りました、どちらも強度は同じ様な物と思われますが、私はより線の物を使ってますが、一部単線の物でも問題は有りませんでした。
    ただ芯線がより線の方が切れた事が有りませんが、単線の方は金属疲労で切れた事が有りました。 それと芯線の太さも違う物が有るみたいです、良く判りませんが私は普通の物 ( 細い物 ) と思われます、太い物が良いと思われますがはたして手に入るかですね。

  3. 私の友人は何べんもラダーラインを強風で切ってます、私は強風でも何年も一切 切れてません、その違いはラダーラインを途中で風で動かないように止めたりしてました、その止めていた所で切れてます、私は一切途中で止めてないので切れてないのではと思われます?。

  4. また上げてから、ラダーラインが多少ねじれている場合が有りますが、風でもねじれます、その場合 SWR に変化は有りません、ただ私は気になります、また同軸の芯線側がラダーラインのどこに接続されて、いるかを判る様に ( タイロックで判る様に ) してます、家から離れた所のエレメントに接続する様にしてます、ただこれも反対にして実験しましたが SWR に変化は有りませんでした、取り越し苦労でした。

  5. USA のラジオストアより、ラダーライン ( 450 Ω ) より線で芯線が 16 AWG ( USA ではこれより太い芯線のが手に入らないみたいです ) の物を、500 フイート ( 150 m ) 買いました、これで ZS6BKW が 10 本以上作れる計算になります、USA のラジオストアーとか E ベイ に一杯売られてます。
    150 m と長さが長いのでドラムに巻かれてました、また商品の値段もさることながら、送料が高いのと国内の送料が別途掛かるのと関税も取られました、現在私の所に到着しました。
    450 Ω 16 AWG ラダーライン 500 フィート 150 m ドラムで来ました
  6. 21/08/03 最近 セカイモン で 「 450 オームフィーダー 」 で検索すると一杯売られてました、15 m 有れば、フル サイズの ZS6BKW が 1 本が作れる計算になります。
     また ZS6BKW の完成品も売られてますが、サイズがどれぐらいになっているのか判りませんので、評価出来ませんし、ラダーラインを調整しないと絶対に SWR が下がりません。

  7. 23/12/24 Yahoo Or Google 等の検索サイトで 「 450 オームフィーダー 」 Or 「 450 Ωフィーダー 」 で検索すると国内のラジオストアー 2 社位で販売されております、
     そこから買われるのが一番良いように思われますね、15 m 有れば ZS6BKW が 1 本作れますよ。

7. ZS6BKW の SWR が おかしい?。

    以下は考えられる事ですが、チェックしてみて下さい。

  1. ラダーラインが雨に濡れたら SWR がだんだん高くなってきます、降り始めにラダーラインに玉のような雨の場合に特に高くなります、ベターと濡れたら少し改善されます、内臓チューナーで OK と思います、晴れれば下がりますご安心下さい。

  2. アンテナエレメントがだんだん伸びて来た場合には、共振周波数がだんだん下がって行きます、また左右の長さが違って来たりした場合には、同様に共振周波数は下がります、同時に全体に SWR が全体に少し上がって来ます、共にエレメントは規定の長さか左右正確か対称かをご確認下さい、少しなら内臓チューナーで OK です。
    またラダーラインが伸びた場合にも、共振周波数は下がります、SWR が低かった時の長さにして下さい。
    また上記の場合、当初のバンド事の SWR が違ってきます、エレメント、ラダーラインのチェックが必要です、少しなら内臓チューナーで OK です。

  3. 急に SWR が極端に悪くなった、接続部分の接触不良です、1. エレメントとラダーラインの接続部、2. ラダーラインと同軸の接続部、3. 同軸コネクター部 等の、またパワーを出すと SWR が正常になる場合には完全に接触不良です。

  4. 何かこの HP に書いてる様な SWR 値にならない、これはどんな ANT にも共通の事で、最低地上高 10 m 位上げないと正常に動作しません、高くなるべく水平に張りましょう、またラダーラインを引き回す場合に金属部分が有る所を長く接触する場所を通す場合にも起こります、なるべく金属部分の無い所を引き回しましょう。

  5. ソーターバランはどこに置いても SWR にはほとんど影響しません、と言って金属の箱の中に入れたりしないで下さい、また巻き数も周波数が低い所を重視するなら多めに巻きましょう、またカットコアー等は入れないで下さい。

  6. 私は IV の様な設置をしていないので、SWR がどの様に変化するかは判りません、IV でも両端が極端に下がらない限り正常に動作すると思われます。

  7. 21/12/24 最近非常に低い ANT で運用しておられる方がいらっしゃいますが、私が聞いた限りではやはり弱いです、ただ水平のループで低い ANT で運用されている方がいますが、思ったよりも強く来てますね。
    やはり HF を運用すると言う事であれば ANT は高く上げないと言う事です、たとえば国内のパイルの 8J 8N を呼ぶ様な時にその差が歴然と判ります。

8. ZS6BKW を 近所でを上げて、調整して来ました 又は 上げた局の状況。

  1. 近くの局で、傾斜で 高い所が 19 m と 低い所が 7 m です、ラダーライン は 13.3 m から 1.45 m 切ったら、私のと比較してまだ良い様な感じの SWR が得られました、3.5 ----> 50 Mhz で 運用が可能です、3.5 Mhz は SWR 2.5 位でした、但し 10 Mhz 21 Mhz は NG です、なをソーターバランは直径 約 18 Cm で 18 回 適当に束にして巻きました。 またこの ANT で DX にも飛んだと喜んでました。 18-11-27

  2. 近くの局で、ここの No.1 ANT を提供した局が上げたのを確認しました、おもに 7 Mhz で運用しているそうで、大変良く飛んでくれると喜んでました、他のバンドは出て無いので判らないと言ってました、今度他のバンドもチェックしてみると言ってました、私から持っていった物をそのまま上げたが SWR は低かったので調整は一切していないと言ってまた。 19-04-17


9. ZS6BKW で この ANT での最近の運用状況。

  1. この HP に紹介している ANT を今は 7 Mhz の国内向けに使用しています、それと 14 Mhz は専用に調整して 合計 2 本を使用してます。

  2. またパワーは、移動局免許は 50 W 固定局免許は 200 W の運用をしてますが、100 W 機 ( IC-7300 等 ) を使用している事も多く不要なパワーを出さない様にしています。

  3. なを 7 Mhz では新規の、8J 8N を良く呼んでます、ただ最近はシャックに来ないのと、コンデションが悪いので、HF の機械の電源が入っておりません、なるべく来る様にします。

  4. 参考として、現在の運用状況 の HP をご覧下さい。

10. ZS6BKW の 設置時の写真。

     No.1 N <--> S ZS6BKW ( 3.5、7、10、14、18、21、28、50 )
    1. No.1 ZS6BKW ソーターバラン 2. No.1 ZS6BKW 同軸<−−>ラダーライン 3. No.1 ZS6BKW ラダーライン 4. No.1 ZS6BKW ラダーライン 5. No.1 ZS6BKW ラダーライン 6. No.1 ZS6BKW ラダーライン<−−>エレメント 7. No.1 ZS6BKW 全景
     No.2 E <--> W ZS6BKW ( 3.5、7、10、14、18、21、28、50 )
    1. No.2 ZS6BKW ソーターバラン 2. No.2 ZS6BKW 同軸<−−>ラダーライン 3. No.2 ZS6BKW ラダーライン 4. No.2 ZS6BKW ラダーライン 5. No.2 ZS6BKW ラダーライン 6. No.2 ZS6BKW ラダーライン<−−>エレメント 7. No.2 ZS6BKW 全景
     現在 1.8 - 5600 Mhz まで全て設備が設置済みで運用が可能です、ANT は HF ローバンド ZS6BKW HF ハイバンド マルチバンドビーム ( 6EL )、八木、GP、DP、ウインドム ( 3.5 Mhz用 ) 等です。

11. 謝辞 ZS6BKW の この HP を作成するに当り 下記の方に感謝します、参考助言を頂きました。

  1. 私が参考にした ZS6BKW 関連の HP

  2. 助言を頂いた JA9WQ

12. 私の ANT に対する考え方?。 余り気にしないで下さい、私の思いです。

  1. どんなに性能の良い無線機よりも、ANT なんです、無線機の事で言うと、IC-7851 で聞こえて IC-7300 では聞こえないと言う事は有りません、メーカーで YAESU が聞こえて ICOM が聞こえないと言う事も有りません、要は快適に QSO するには、ANT なんです、願わくば私は下記の事を思っています。
    IC-7851 IC-7300 両方とも、私の家には有りますが。

  2. 相手の局が聞こえないと QSO が出来ません、電波を出そうと思っているバンドに同調の取れた ANT なんです、特に DX はその様な ANT で無いと中々飛びません、要は同調の取れた ANT ですと相手の信号が絶対に強く受信できるはずなんです、ただ敷地等で中々その様に出来ない方もいらっしゃると思いますが、その辺の事を良く理解の上努力して下さいね。

  3. QRP 5 W でも非常に強く来る方がいらっしゃいます、そんな方には私は良く 「どんな ANT を使っていますか?」 と聞きますと、やはり同調が取れ調整された ANT で運用されています、それが重要なんです。

  4. 私は、8J9 8N9 等の特別局、記念局の運用を良くしてます、その時には電波の強い方より QSO します、要は弱い方はつぶされて後回しになります、これは仕方の無いことですね、ANT の良し悪し また どれだけ調整された ANT が使われているかが関係します、ですから苦労しないで電波は良く飛ばないと言う事なんです、要は他の方よりも弱い電波しか出てないと言う事なんです。

  5. とにかく無線機の接続点で SWR を 1.5 以下にして、無線機の内臓チューナー又は外付けチューナーを OFF にして運用出来る様に、ANT の調整をする事と思われます。

  6. 無線機の接続点で、SWR が 1.5 以上有れば、無線機のパワーセイブが掛かりパワーが出なくなります、そこでチューナーを ON にする訳ですが、チューナーを ON にする事は、無線機にもよりますがパワーロスが 5 - 10 % 生じます、よって SWR を下げる必要が有るのです。

  7. ANT にロスる要素の物を入れない様にするのも、考えた方が良いのではと思われます、無線機の出力は 50 Ω になっており、これにピッタリ合う ANT が理想なんですが?。

  8. 私はパワーのロスを気にします、何も入れない ZS6BKW が気に入っているのです、現在私の所では ZS6BKW に 3.5 Mhz を出す時のみチューナーを使いますが、他のバンドの QRV ではチューナー ON にする様な ANT は有りません。

  9. 現在 ZS6BKW は 7 Mhz ( フル サイズ ) 14 Mhz ( ハーフ サイズ ) のみにしか使用してません、それ以外のバンドには出て無いと言う事です。

  10. 私の結論は、要は出ようとする周波数に ANT を共振させることにより、電波は強く出る事になりますよ、ANT エレメントまでは何も入れないのが理想です、何か入れると必ずロスります。

  11. 私の 7 14 Mhz での電波は 100 - 200 W しか出していませんが、ZS6BKW を最良の状態に調整していますから、だ然強く飛んでいると思いますよ。

13. ZS6BKW を 現在使って運用している方。

  1. ここに掲載している Call の方が、実際に ZS6BKW を使用していると言っておられる方です、QSO した方 Mail でお教え頂いた方です、
      ZS6BKW を使用していて、大変満足している方です、満足度合いは各局にお尋ねくださいね。 また QRZ.com に掲載している方は QRZ.com に Link しています。
      実際に使っている方は一杯いらっしゃると思います、下記はほんの一部の方です。

     1/1  Call QRZ.com 掲載局 その他
    1.  JJ0VEI  
    2.  JH1MOF JH1MOF QRZ.com 
    3.  JR1CHD  
    4.  JA3BFV JA3BFV QRZ.com 
    5.  JG3IBG JG3IBG QRZ.com 
    6.  JN3MJW  
    7.  JQ3BVV JQ3BVV QRZ.com 
    8.  JA4QWO  
    9.  JF4CYX  
    10.  JH7GYG JH7GYG QRZ.com ZS6BKW ダブル サイズ 
    11.  JA9WQ   
    12.  JA9AZX  
    13.  JF9ATK  
    14.  JA9BKJ JA9BKJ QRZ.com 

  2. ここに Call を掲載しても良い方は 私まで Mail で Call を教えて下さい、又は お空でお会いした時にお申し出下さいね。
  3. 皆さんも QRZ.com には無料で簡単に掲載出来ますので掲載して見て下さい。

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