つくばね山
  標高 747m
林道集落の真上にあり頂上に芝生広場がある。奥には森の家があり、訪れる人に簡単な飲食を提供している。森の家は5月に開所予定。
奥つくばね山
  標高 995m
散村の眺望良くパラグライダーの離陸基地となっている。 林道高清水線から4〜5分で辿り着く。
高落場山
  標高 1122m
旧若杉上の唐木峠から左折するカスミ坂コースは少々きつい。 林道高清水線の奥から三方尾根に入るコースが最も近いかも知れない。
高清水山
  標高 1145m
頂上の景観は杉の植林のため狭い。更に奥のテンゴ岩が0.5m高いそうで、だからテンゴ岩だという。
杉 山
  標高 1110.5m
高清水連山の1つで二等三角点があり、頂上両側の尾根が切通 しのように削られた砦跡になっている。
赤祖父山
  標高 1013m
高清水連山の峰で井口の山であるが集落からの登山道としての登り口は無いという。大切な水源涵養林の山とされているからとも考えられる。斜面 の一部は福寿草の原生地として知られている。
扇 山
  標高 1033m
高清水連山の1つ、大寺山の南の稜線に位 置する。

大 寺 山
  標高 927.8m

高清水連山の1つ。三等三角点があり旧井波町の最高峰の山。福光城端付近から見ると、南の高落場山から続いて恰も屏風のように立つ山並の一角で反射板が建っている。

八乙女山
  標高 751m

これも高清水連山の1つで三等三角点がある。山の上には昔から風穴と伝えられている穴があり、風の神を祀られている。麓周辺の地域では毎年春、「八乙女おろし」といわれる激しい局地風が吹きおろし、時には2tダンプが道路下の田んぼの中まで吹き転がされたり、10tトラックが路端に吹き倒されていることがある。
金剛堂山
  標高 1650m
上百瀬に近い栃谷(標高約800m)からのアクセスは坂の長さと勾配のきつさ、視界の少なさが辛いがこのルートの登山が多い。2台の車が都合出来れば林道の更に奥の東俣登山口(標高1400m)からを勧めたい。奥・中・前と金剛堂山頂を繋ぐ尾根道を歩くため景観を満喫できる。昨年は特に当教室の企画として東俣からの尾根道を刈払ったので前より大変歩きやすくなった。
金剛堂山
  標高 1650m
上百瀬に近い栃谷(標高約800m)からのアクセスは坂の長さと勾配のきつさ、視界の少なさが辛いがこのルートの登山が多い。2台の車が都合出来れば林道の更に奥の東俣登山口(標高1400m)からを勧めたい。奥・中・前と金剛堂山頂を繋ぐ尾根道を歩くため景観を満喫できる。昨年は特に当教室の企画として東俣からの尾根道を刈払ったので前より大変歩きやすくなった。
高 峰
  標高 1071m
二等三角点があり、山頂には祠が建っている。山頂付近には防災無線や電話などのアンテナがいくつもの建っているのがこの山。
大 滝 山
  標高 1498m
福野からも一見単独峰のように見える、山頂に電波の反射板立っている山である。車で猪谷集落から林道猪谷線を行き、終点より山頂を目指す。場所にもよるが砺波・福野からは袴腰山と高落場山の間に笠のように単独峰に見えている。
カラモン峰(ホウ)
  標高 1679m
人形山の尾根筋にあり、梨谷トンネルを平側に出ると人形山と大滝山の間に見えてくる。
人 形 山
  標高 1726m
今では地元でもニンギョウサンと言うようだが、もとはニンギョウヤマと称していたようだ。伝説の悲話には昔の呼び名の方が合うようだ。田向から入ると中根山荘を経て登山口まで車では行ける。川の瀬音が聞こえなくなる頃から上り坂がきつくなる。梯子坂はとても一つだとは思えなく、初心者には宮屋敷までが辛いかも知れない。
三ケ辻山
  標高 1764m
人形山の尾根筋にあり宮屋敷からの1km余りの地点で登山道が分かれる。山頂は分岐点から水平距離約700mと人形山頂とほぼ同じ距離、人形山より約40m高い。夏季は分岐点近く登山道にカリヤスなどの草が背丈程に繁って少々歩きにくくなる。
マルツンボリ山
  標高 1236m
円く突出している山の意味らしい。城端の円く均整の取れた頂上を呈するつくばね山のことを地元の古老はオオツンボル、その一段下にあるよく似た形の山をコツンボルといっているのと符合する。平の小谷川の西俣谷に伸びる林道西俣線から車でアクセス車道終点より約1時間半で頂上に着く。 
御世仏山
  標高 1031m
梨谷トンネルを小来栖へ抜けるとすぐ真向かいに立ちはだかる山である。篭渡集落の道場前から林道に入り北峰を経て尾根沿いに登る。
鍋 床 山
  標高 1065m
城端から見て袴腰山の左手に片側が富士の折立の如くスラリと美しい稜線をなしている山で、三等三角点がある。シャクナゲはむしろ袴腰山よりも美しいのではないかと思う。南側の谷は滑床でとても美しい。
高 坪 山
  標高 1013m
相倉より伸びる林道高坪線脇の登山口から登る。登山道はかなり急であるが、擬木などで整備されており、約30分もあれば余裕で登頂できる。頂上部の反射板付近は平スキー場方面 の景観が良い。奥の頂上部は視界が限られ、下梨方面が見渡せる。
袴 腰 山
  標高 1263m
城端の町から見てとても均整のとれた美しさがあり、砺波富士とも称される。町のシンボルマークのもとにもなっている。細尾峠から袴腰林道を行き、上平境の登山口から無人小屋を経て登る。展望塔からの景観も良いが、峰の南端からの眺望も良く、上平集落一帯が見渡せる。
三 方 山
  標高 1142m
猿が山より城端側に重なって見え、稜線の道では猿が山と袴腰の中間地点に位 置する。
猿 が 山
  標高 1447m

城端からは袴腰の右にゆったりとして円い頂きで聳えている。ブナオから袴腰への稜線の中間に当たる。ブナオ峠からアクセスして2時間半ほどはかかる。

赤摩木古山
  標高 1501m
タカンボー山の西まぢかに聳える山で稜線沿いに見越・奈良・大笠へと連なっている。真下には桂湖の水面 が赤摩木古谷まで入り込んでいる。
大 門 山
  標高 1571m
ブナオ峠より水平距離約2kmの地点で稜線道を西へ分岐する。鞍部を一度下って登るのであるが、鞍部付近からはよく伸びたネマガリタケや笹薮の中を歩くことになる。皮膚の敏感な人は藪中のウルシに被れて翌日は顔や腕がぽんぽんに腫れ上がるので注意を要する。
見 越 山
  標高 1621m

赤摩木古山から稜線を南へ約2kmほどである。奈良岳も含めその東斜面 下は開津谷、絶景の「魚止めの滝」がある。また幻の閉鎖湖「黒池」への険しい道はこの谷からアクセスできるが、ザイルヘルメットなども遭難も考えた準備が必要。

高三郎山
  標高 1421.4m
見越山から北西への稜線に聳える県境の山である。
奈 良 岳
  標高 1644.3m
見越山から続く峰で、犀川の源流の山といわれている。この山は犀川流域の最高峰で且つ金沢市としての最高峰でもある。そして庄川・犀川・手取川の分水嶺でもある。
大 笠 山
  標高 1821.3m
ブナオ峠からも登るが桂湖の奥の登山口からの人が多いようだ。片道には5時間は見ておかねばならない。上り口の大畠谷の取っ付きは急斜面 の岩盤で鉄の梯子や鎖が設置してあるが危険な場所。急な岩場の梯子は切れた所から横へ渡り、鎖を辿る足場に続くが注意しないとそのまま深い谷へ落ちていく。死亡事故もあるので要注意。山頂が間近の稜線に避難小屋がある。五箇山自然文化研究会のメンバーで毎年7月初め頃には登山道の簡単な整備と小屋への水道の整備をしている。小屋から山頂の周辺はニホンザルのファミリーが10頭ほど住んでいる。整備に登ると遠巻きにされて賑やかなことである。
笈 ケ 岳
  標高 1841.4m
県西部での最高峰で、富山・石川・岐阜の三県境となっている。富山県側からは大笠の稜線沿いか飛騨加須良入り口の尾根筋を登るルートがあるが道なき尾根はシャクナゲ、笹などのブッシュがひどい。凍った路面 にはアイゼン、露営の夜に靴が凍るので出来ればプラスチック製の靴など重装備が必要である。藪を覆うしまり雪のある4月から5月初めまでの時期、それも馬狩の白山ス−パ−林道ゲ−トからのアクセスがより安全で短時間のようである。天候にもよるがそれは素晴らしいもの。山頂に近づくにしたがって何処からとも無く人の群れが集まって山頂でのスナップは順番待ち、東京人や関西人などと出会う全国的な山だ。
タカンボー山
  標高 1119.5m
ブナオ峠へ登る途中から桂への峠道を辿る。またはスキー場のリフト終点より登山道に入る。積雪がかたくしまった天気の良い日、リフトも利用して登頂できれば最高だろう。頂上からの視界は山並みも下界も360度の眺望である。
多子津山
  標高 1311m
大門山から北へ続く稜線の1つ目の峰である。
月が原山
  標高 1169.8m
多子津に続く峰、東側の麓には下小墨集落があった。
赤 堂 山
  標高 1059m
「アカンドヤマ」と呼び月が原山と大倉山を繋ぐ稜線の間の峰。
大 倉 山
  標高 1004.6m
赤堂山から続く稜線上の峰で犀川と小矢部川の分水嶺。
順 尾 山
  標高 883m
上記の山々に続く稜線の峰で東側の谷は刀利ダムとなる。
医 王 山
標高 奥医王 939m      白 兀 896m
奥医王は金沢からの奥であるが我々に最も近い山頂。手軽な登頂を目指すのであれば、リフト終点の菱広(夕霧)峠に車を置き、奥も白兀もそれぞれ片道35分ほどで登頂できる。鎖を辿るカニの横這いコースなど一部通 行止め区間ができたものの、梯子坂や滝、池、とんび岩、岩壁登り等の独特の箇所もあり、また雪がかたくしまった頃の石川県側からコースは景観が素晴らしいなど味わい方が多様な山である。
八 丁 山
  標高 970m
刀利ダムの東岸、青年の山研修館のすぐ東南に立つ峰である。
桑  山
  標高 292.5m
医王の山並み北端にポッコリ突き出た山。アンテナが並び立つ。
丸  山
  標高 487m
高清水連山を麓へポツンとはみ出た山で山頂に展望台がある。
牛 嶽
  標高 987.1m
(三角点がある山頂)
庄川の小牧ダムの東、寝そべった牛の背中のようにごつごつとした峰を呈する山。三角点の地点より東側の祠がある山頂は庄川町と山田村と利賀村の境界地点になっている。
鉢 巻 山
  標高 863m
砺波平野の庄川下流域から見ると、牛嶽の右手、八乙女山との間に均整の取れた三角形に見える峰である
尾 洞 山
  標高 943m
利賀の阿別 当の南に立つ。頂上へは阿別当より2時間半ほどかかると言われる。
水 無 山
  標高 1505.7m
 
北ソーレ山
  標高 1555.1m
岐阜県河合村に近い、利賀川上流の峰である。牛首峠からアクセスする。
鉢 伏 山
  標高 510.3m
庄川の東、夢の平スキー場の山である。
   
   
「南砺の山々」ということで挙げ出してみると、いつの間にか自分が体験したり見聞している山々を超えてしまった。地図を広げて確かめるとあの山もこの峰も載せねばおかしい。書籍を見るとこれも載せねばならない・・・・となり、当初は20ほどに考えていたのがどうしてもとうとう40もとっくに超えてしまった。まだまだ山々が現われてくる。知らないことまで書き足していくことが次第に恐ろしくなってきたのでひとまずは記載をここまでにする。その山々の情報が自らの見聞で得たもので満ちるまで、悪しからず・・・(今井)

[参考文献]
「とやま山紀行」         橋本廣 編 桂書房
「橋本廣全集 越路の山旅氈E」  橋本廣 著 北日本新聞社
「越中山座図巻」  越中山座同定グループ 編 北日本新聞社
 1/25000 地形図 「西赤尾」ほか 国土地理院

レポート:今井(自然体験教室)/2009.2.20