木酢液使用の手引き

木酢液とはなんですか

炭やきの過程で出る煙を冷却(乾留)してできる液体を精製したものです。

どのような効能がありますか?

●農業用として、土壌消毒殺菌発芽発根促進発酵促進消臭展着浸透健全育成害虫忌避などに有効です。人畜にはまったく無害ですから安心して使えます。
そのほか一般家庭でも、ゴミやトイレの悪臭、犬や猫などのペットのにおいの消臭剤としてよく効きます。また水虫やアトピー症の症状緩和にも有効であることなども確かめられています。

●消臭剤としての使い方・‥30〜100倍にうすめてスプレ−で散布。
(金属にかかるとさびる恐れがあるので要注意)

●水虫…原液をめん棒などで患部へぬる。(一日数回)
●アトピー症…入浴の際に湯船に湯飲み一杯程度を入れる。


農業用使用事例

 1 土壌消毒 (センチュウ害)
  連作障害の原因のひとつネコブセンチュウの予防と駆除。

  <使用方法>

  定植・播種前5〜7日に、5〜10倍液を1〜5P/F全面潅注して耕起。

  <具体例>

  ・ネコブセンチュウ          5〜10倍液を土壌潅注
  (白菜、トマト、メロン、キュウリなど)

  ・対症的(発症後)          100倍液を株元潅注

         ※粉炭に吸着させて使用する方法もある。

2 殺菌(カビ・細菌)

  <使用方法>             ’

   作物の耐性、症状の程度によって、10〜500倍の濃度で散布または土壌潅注。

  <具体例>

  ・ベト病(トマト)          200倍液を葉面散布

  ・ウドンコ病(ブドウ)             同上

  ・モザイク病(タバコ)        20〜80倍液を葉面散布

  ・イモチ病,モンガレ病(イネ)    100倍液を葉面散布

  ・立枯病(スギ、ヒノキ、ケヤキなどの苗)10倍液を土壌潅注

  ・萎縮病(ムギ)            土壌潅注

  ・フラン病(リンゴ)         原液〜3倍液を樹幹塗布

3 発芽・発根促進      

 1000倍程度のごく薄い液で苗床を潅水。発芽・発根の促進とともに有益微生物の繁 殖も進行。初期成育に好影響。

  <使用方法>

  ・発芽              1000倍液を苗床潅水

  (ハクサイ、キュウリ、タイズ、イネ、タバコなど)

  ・発根(杉苗など)              同上

4 発酵促進・消臭

  稀釈度500〜1000倍程度に薄められると、徹生物のエサとなり、発酵が促され   る。また、あわせて消臭作用もあることから、堆肥の発酵促進、厩肥・家畜舎の  消具に有効。

   <使用方法>

  ・堆肥  1)資材の浸潤時の水として、1000倍液

       2)切り返し時に20〜100倍液を潅水

  ・消臭  500〜1000倍液を畜舎内などに散布
      (金属製のものにかかるとサビるので注意)

  ・飼料添加 動物飼料に10倍液を1%(重量比)混入

5 展着・浸透作用             

  各種農薬の稀釈剤として用いる。木酢の展着・浸透作用によって、農薬の使用量  を1/2程度に減らすことができる。

   <使用方法>

    500〜1000倍液を各種農薬に稀釈液として混入
    (ただし、強アルカリの石灰硫黄合剤、ボルドー液などは不可)

6 健全育成・活性化      

  葉や茎を強くし、同化作用を盛んにすると考えられ作物が活性化し、耐病性が増  す。

   <使用方法>

    200〜500倍液を葉面散布する。

  <具体例>

  ・トマト、キュウリ、ナスなど    300倍液を葉面散布

  ・ホウレン草など          500倍液を菜面散布

  ・果樹               200〜500倍液を葉面散布

  ・芝                200〜300倍液を葉面散布

  ・イネ(種苗)           300〜500倍液を葉面散布

  ・イネ(成株)           200〜300倍液を葉面散布

         ※粉炭吸着剤としての使用法もあり。 

7 害虫忌避

  一般的には害虫を殺傷するほどの効能はなし。ムカデやヘビなどの特定の動物や  虫には忌避効果がある。

  <使用方法>                          ・

  ・ウンカ、ツマグロヨコパイ(イネ)  10倍液を葉面散布

  ・ダニ(ブドウ)            同上

        ※ニンニク、ドクタミなどの抽出液としての使用法もあり。



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