炭やき入門



雑木林

炭は再生可能エネルギー

炭は木材が熱分解=炭化してできる。日本の炭やき技術は世界各地のそれと比べて高度に完成されたものだ。左の写真のような豊かな雑木林は実は、日本の山の民が炭やきを続けることによって維持されてきたのだ。(だからこれを薪炭林<しんたんりん>ということもある。)
炭を焼くために伐採しても、25年から30年たつとほとんど前と同じように再生するのだ。だから、太陽と土と水と空気のある限り、永遠に再生し続けるエネルギー源でもある。




炭やきの手順

カマの断面図炭窯に原木(炭材)を入れ、カマの口で枝など燃料をにしてカマの温度をあげる。2日間ほどでカマの中は270度前後になる。すると、木材は自ら熱分解を始める(自発炭化)。
空気の流入と煙突の排出ガスを制御して、2〜3日かけてゆっくりと炭化を進行させる。この時の煙を冷やしたものが木酢液である。カマの中の温度はどんどん上がり、炭化終了時には800近くになる。炭化がおわったら泥土で密閉する。火が消えて温度が下がるのに4〜5日。その後カマを開けて炭を出す。結局ひとカマ焼くのに8〜10日かかる。


ドラム缶で炭やき

本式の炭窯とまったく同じ原理で、ドラム缶で炭を焼くことが出来る。(左図・『エコロジー炭やき指南』創森社)

炭にはどんな種類があるのか。

・やきかたの違いによって
白炭(しろずみ・はくたん)と黒炭(くろずみ・こくたん)とがある。備長(びんちょう)は前者の、茶の湯ずみは後者の代表。

・原木の違いによって
ナラ炭・クヌギ炭・カシ炭など

・外見(形状)によって
切り炭・粉炭など

さまざまな用途
このごろは燃料として以外の用途(水や空気の浄化・炊飯・入浴剤・土壌改良材・寝具・住宅改良など)にも注目が集まっている。



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