相倉三択クイズ
(答は文章の中にあります。)

                               
第1問  世界遺産
       問  相倉集落は世界遺産として、日本で何箇所目にユネスコ登録されたか。
@ 1箇所目
A 6ヵ所目
B 10箇所目

答  1993年に法隆寺、姫路城、屋久島、白神山地が登録され、1994年に古都京都の文化財、
   そして、1995年に白川郷と菅沼集落、相倉集落の合掌造りが世界文化遺産として同時6箇所目に
   登録された。世界遺産の地域内に地区住民が生活しているのは珍しいとされる。





第2問  相倉保存財団
        問  相倉保存財団の職員が駐車場入り口で現金を徴収している理由は何か。
@ 駐車料金として
A 入場料、見学料として
B 保存協力金として

答  合掌造り集落を保存管理するには多額の維持費が必要なので、見学者から保存協力金と
   して、普通車500円、大型バス3000円を徴収している。なおこの保存協力金は茅を育て、
   茅場を管理し、茅刈り作業にも使用されている。





第3問  放水銃
        問  各家には2基の放水銃で違う角度から水があたるようになっている。その役目は何か。
@ 夏の暑い日に屋根を冷やす
A 火災が出たとき、その火を消すため
B 火災になったとき、延焼や類焼を防ぐため 

答  合掌造りの屋根は茅でふかれているため非常に燃えやすい。
    某学者は屋根にマッチ箱を担いでいるようなものだと例えている。
    特に風が強い場合は集落全体が火災となる恐れがある。このことから、
    放水銃によりサイホンの原理により水を高く放水し、水の幕を作ることにより、
    延焼や類焼を防ぐために設置された。この放水銃のほかに、火災が出たとき
    その火を消す消火栓も同じように設置されている。
    なお、集落内での花火遊びは一切禁止とし、くわえタバコも禁止である。






第4問  道路の地下に通っている物
        問  道路の地下には、上下水道、電話線、ケーブルテレビ線、消火栓と放水銃の管が
            通っている。あともうひとつは何か。
@ 融雪水の管
A 電線           
B 温泉の管

答  集落内の視界が開け、大自然の中に合掌造りが栄えて見えるのは、集落内に電柱が
   ないからである。電柱があるのは集落内の周りの目立たないところだけであり、
   地下には電線が張り巡らされている。





第5問  共同車庫
        問  駐車場の横に半地下の共同車庫があるが、その第一の理由は何か。
@ 半地下は夏に涼しいから
A 豪雪から車を守るため
B 景観を守るため

答  相倉集落は昭和45年に国指定史跡となり、それ以来、景観の保全に努めてきた。
   各家では車庫を建てたかったが景観上無理であった。そこで苦肉の策として、
   文化庁の許可のもと、共同の車庫ができることとなった。しかも景観を損なわないように、
   半地下の駐車場ができた。駐車場には各家の駐車の場所が割り振られている。
   駐車場横のトイレも半地下となっている。





第6問  天狗の足跡
        問  山崎家横の岩には天狗の足跡の窪みがある。伝説で正しいのはどれか。
@ 天狗の巣であるトンガリ岩から飛び立って、一回転して左足で着地
A その場に立って両足で高く飛び上がって、一回転して左足で着地
B 天狗の巣のトンガリ岩へ戻るとき、左足で強く踏み出した

答  トンガリ岩には天狗が住み着き、そこには巣があった。そこへさらわれた人もいる。
   天狗が向かい山の「島の山」に用事があったので、トンガリ岩から飛び立ち、
   一回転して左足で岩に着地し同時に強く踏み出して向かい山まで飛んで行った。
   そのときの衝撃で岩に窪みができた。そのころには天狗の太鼓が毎日響いた。





第7問  相念寺
        問  相念寺は合掌造りと少し違った屋根をしているので神社と間違えられる。
           相念寺の宗派は何か。
@ 曹洞宗
A 浄土真宗
B 真言宗

答  相念寺沿革によると、約450年前に創始されたとある。後の、400年くらい前、
    蓮如上人の直弟子である赤尾道宗が行徳寺を開き、その影響で、真言宗から
    浄土真宗に転派した。五箇山ではほとんどが浄土真宗であり、生活の中に
    信仰が深く入り込み、世界遺産に登録されたのも人々の信仰生活が貴重で
    あると評価された。





第8問  茅
       問  合掌造りは茅で屋根がふかれている。その茅の茎はどのようになっているか。
@ 茎には空洞があり、ストロー状である
A 茎には空洞がない
B 竹のように節がたくさんある。

答  茅はカリヤスでコガヤとも呼ばれ、株ごとに育ち、1メートルから長くて2メートル
    くらいになる。葉は幅が狭くて柔らかい。茎はストロー状となっており、シャボン玉
    遊びをすることができる。相倉では各家が茅場を持ち、毎年茅を刈り取り、屋根を
    ふく家へまわしている。





第9問  合掌造り屋根の茅の耐用年数
       問  合掌屋根は何年間ほどもつのか。
@ 10年
A 20年
B 30年

答  屋根をふいたときの縄の絞め具合、日向と日陰の違いによって耐用年数が違ってくる。
   相倉ではだいたい20年間くらいととされる。絞め方の柔らかいところがあると腐りやすく、
   雪が落ちるとき一緒に抜けることがある。そんなときは「刺し茅」をする。昔はいろりで
   薪を焚き、そのスス煙で屋根裏全体の防腐作用を高め20年以上はもったとされる。
   今のいろりは炭火がほとんどである。ふき替えとなった古茅は、畑にまくと良質のコヤシと
   なり、除草の手間も省ける。





第10問  合掌造り2階の作業
        問  合掌造りの2階では、主にどんな作業があったか。
@ 蚕を育てマユを作る作業
A 鉄砲の原料である塩硝をつくる作業
B 紙をすく作業

答  合掌造りの2階・3階は屋根裏として、途中に柱がないことから広い作業場が確保できることから、
   蚕を育てマユを作る作業に適していた。1階は蚕が食べる桑の葉を積んでおいた。
   塩硝作りは加賀藩の庇護のもと、床下でヨモギ等の雑草をもとにして作られた。
   紙すきは冷たくてきれいな水を1階作業場に引き込んで行われた。




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