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標高1726m、村で一番高い山です。 春には二人の人形が残雪となって現れます。 上梨の「白山宮」は人形山に建てられていたと伝わっています。 |
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紅葉の宮屋敷(山頂に近い所)周辺です |
人形山の残雪にまつわる物語があります
昔、むかし、山のふもとに信心深い年老いた母と娘が住んでおりました。
あるとき母は、重い病気になりました。二人の娘は一生懸命看病しましたが、
病は重くなるばかりです。
娘たちは毎朝、山の頂上に祭ってある白山権現様に向かって両手を合わせ
「母の病が早く治りますように」と拝んでおりました。
二人の熱心な願いが通じたのか、ある夜の事です。権現様が夢枕に立たれ
「これこれ娘達よ、病に良く効く湯がある。谷川を探すが良い。」と告げられました。
夜明けを待って二人の娘は谷川をさかのぼり、夢のお告げの湯を探しに
出かけ、とうとう探し当てました。喜んだ娘たちはそれから母を背負っては、
毎日その湯へ通い続けました。
不思議にもあれほど重かった病が目に見えてよくなり、やがて母はすっかり
元気を取り戻しました。
そこで二人の娘はお礼参りをするため、山頂の権現堂を目指して険しい山を
登りました。ところがこの山は、山伏たち男だけの荒々しい修行の道場で
女が登ることは固く禁じられていたのです。権現堂にお礼をのべ、家へ帰
ろうと山を下りかけたところ、急に山が荒れ雪が舞い始めました。二人の
娘は吹雪の中手を取り合い、歩き続けました。
ふもとの家では、母が帰りを今か今かと待っておりましたが、ついに
娘たちは戻って来ませんでした。
やがて長い冬がすぎ春を迎えたある日のこと母は山肌に二人の娘を
見つけたのです。それは手をつないだ姿に見える残雪でした。
それからは、春になると決まって「ひとかた」が現れるようになり、
村人たちは、親孝行な二人の娘が手をつないだ姿だと信じて、誰から
ともなくこの山を「ひとかた」と呼び人形山というようになりました。
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